Interview

北大研究職パパたちの座談会 ―育児中男性研究者編―Vol.1

家事や育児、みんなはどうしてる?

前回は、研究者ママからの視点を伺ったので、今度は研究者パパの視点を聞いてみました。
皆様のパートナーの方は、お仕事をされている方、今はご仕事をされていない方、様々です。

――――結婚した後のお話ですが、家事の負担についてはどのようになさっていますか?

Aさん:家事の負担割合ですね、子供できてからもその前も正直あまり何も変わってなくて、もう95対5ぐらいでお任せしちゃっている感じになっていますね。
今は、お風呂掃除とゴミ捨てとあと雪かきぐらいです。
利用しているサービスは、生協の宅配サービスとか使って、買い物の重たいものの負担を減らしたり、食洗機を買って食器洗いはほとんどそれで済ませられるようにとか。家電は比較的充実させて解決している。本当にそんな感じです。多分パートナー次第なんじゃないかなと思うんですけど、うちは全然本当に(奥さまから)不満を言われません。他の面で同じことをしてしまうと、多分駄目なんだろうなと思いながら甘えていますね。奥さんを大変そうだなと思いますが、自分は家にいることができないこのもどかしさですよね。仕事をせざるを得ない。言い訳になるかもしれないですけど。今、子供と平日は朝の1~2時間ぐらいしか会ってないですね。朝8時前後ぐらいに出て、家を出て家に着くのは夜10時とかぐらいですかね。10時過ぎるときもありますね。土日も土曜は少なくとも大学に行って、日曜もちょっと締め切りとかに追われているときは、つい行ってしまう感じです。よくないと思いながらも、やっぱりある程度落ち着いたポジションを取れるまでは、走り続けないといけないのかなあという印象です。落ち着いたポジションというのはPI(独立した研究室の主宰者)になるしかないんじゃないかなと思います。

Cさん:家事はご飯作ること以外はしています。子供の面倒を見ています。あとは掃除機かけたり、トイレ掃除したり、洗濯したり、干したり、畳んだりなんかいろいろできますから、何割っていう感じでもないです。土日は休みます。平日は朝8時に出て夕方6時に帰るみたいな感じですね。その間に子供の送り迎えなどで、抜けます。上を目指せばきりがないと思いますけど、家族の時間を削る気にはなれないです。最低点取らなきゃいいっていうような感じですね。

Bさん:家事は何割とか決めてなくて適当に分担してやっています。今は子育てが大変なので、妻から18時に帰ってきてほしいと言われていて、6時に帰るようにしています。18時から寝るまでは、私が基本的に子供を見るということで。妻がちょっと限界だということでそのようにしています。本当はもうちょっと時間をとって仕事したいな、という気持ちがあるのですが・・・。最初のうちは、子供が寝たあと、夜11時からまた仕事開始、とかやっていましたが、あんまり体調良くなくなってきて、だったらもう子供と一緒に寝て、朝6時に起きて6時過ぎに出勤して、少しでも仕事をするようにしています。土日はどうしても仕事がたまったときは、土曜日の午前中とかだけ、(仕事を)させてもらっていますが、基本的には休んでいます。

Dさん:少ないですが家事をやるように心がけています。やる事は大体決まっていて、食器の片づけとご飯炊くのと、出来る時に掃除ぐらいです。あとは妻の夜の1人の時間を作るように、私が先に子供と一緒に寝て、早起きして仕事したりしています。(奥さまと)もめたことはありますね。特に子供が生まれてからはやっぱり大変なので、それで少しずつ分担して、というのが現状です。
今は在宅が多いですが、基本的には一緒にご飯を食べて、一緒に寝て、早起きして朝自宅で仕事してっていうサイクルにして、夜遅くまで仕事して帰ってというよりは、一緒にいる時間を増やすための工夫をしています。

―――ご自分の家庭生活を優先したい時やコトがある場合、ラボの雰囲気や影響はいかがでしょうか?

Bさん:私のラボでは、ゼミなどは18時までに終わるようになっています。そこからは自分次第なので影響はないです。

Cさん:私も一緒です。

Aさん:全然厳しくないです。学生には、特にコアタイムとかも作ってないですし。以前は土曜日にゼミをやっていましたが、それも2年ぐらい前からやめて、平日だけで運営しています。これは多分自分の力不足なのかなと思うのですが、なかなか終わらない仕事もあるかなと。子供がまだ1人で、比較的大学から近いところに住んでいたころは、夕方1回帰ってお風呂入れて、ご飯一緒に食べてまた仕事行く、というように、そんな感じでやっていました。
専門は、有機化学系なのですが、やっぱり有機化学系は実験をしてなんぼみたいなところがあって、どうしても実験していると、どんどん時間経ってしまって。何時までやりなさいとかは言っはいないのですが、多分有機(化学)系の先生に根付いているのは、1日12時間は実験しなさいっていう、何か暗黙のルールみたいのがあってですね※、私自身はもう全くそういうことを強制することはないのですが、学生はおそらく自主的に、それに近いくらいの時間をかけて実験をやっている人が割と多いかもしれないですね。帰りやすい空気はあります。私も言わないですし、なんだったら教授は早く帰るので、もし帰りにくいとしたら私のせいかも・・・(笑)。
※1日で進めたい反応実験を考慮すると、このようなタイムスケジュールになることもある、という背景があります。

結婚する、しない、パートナーの出産、子育て、どこに住む、どう時間をやりくりする、それぞれ試行錯誤しながら現在に至っている様子を伺いました。
次回はさらにパートナーの妊娠・出産、そして育児について伺いながら、ライフスタイルを創っていくリアルな様子をお届けして参ります。

以上

2021/9/27記事修正:記事タイトルを修正しました。

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