活動報告

【開催報告】女性研究者による研究会開催支援“International Symposium on Chemical Hazards to Wildlife”を開催しました

Table of Content

本シンポジウムは、女性研究者による研究会等開催支援プログラムによる、大学院獣医学研究院 石塚真由美教授に対する支援により実施されました。


 2020年2月5日(水)、獣医学研究院第二講義室にて、ケミカルハザードシンポジウム実行委員会主催の国際シンポジウム“International Symposium on Chemical Hazards to Wildlife”が開催されました。
 
 本シンポジウムは野生動物に対する化学物質の毒性や被害に関して、この分野を専門とする7名の研究者による講演と若手研究者や学生によるポスターセッションを行いました。研究テーマとして、殺鼠剤や鉛、有機ハロゲン化合物、海洋プラスチックなどが哺乳類、鳥類、爬虫類、魚類などの野生動物に引き起こしている被害と、そのメカニズムなどについて紹介されました。
 

 米国からはUSGS(米国地質研究所)より生態毒性学(特に野生動物毒性学)で著名な研究者を招聘し、基調講演での発表を依頼しました。また、国内からは北海道大学、酪農学園大学、帯広畜産大学、愛媛大学、熊本県立大学、日本獣医生命科学大学などからの教員、若手研究者や学生が参加しました。行政では国立環境研究所、民間研究所からは猛禽類医学研究所の研究者が発表を行いました。さらに、民間企業では他に日本たばこや農薬メーカーの研究者も参加し、様々な議論が行われました。
 

 野生動物のケミカルハザードに関してフィールドレベルでの研究は日本ではそれほど多くは行われておりません。今回はラボ実験の研究成果とフィールドにおける研究成果、双方の研究の交流を行うことができました。国内でもこのような分野横断的な取り組みは少ないです。また、今回はアカデミアのみならず、行政や民間の研究者も参画し、多岐にわたる研究者や学生の参加により、新たな共同研究の実質的な発展にもつなげることができました。
 

 また、今回のシンポジウムでは、若手女性研究者の参画も促しており、ポスターや講演が行われました。国内外より、女子学生の参加も目立っていました。また国際シンポジウムとして、すべての発表は英語で行われており、留学生(タイ、ザンビア、エチオピア、ガーナ、ネパール、エジプトなど)の発表やディスカッションも積極的に行われました。学生の学年では、大学院生はもちろん、低学年の学部生も参加しており、積極的に各大学や研究所の研究者と交流していたことも本シンポジウムの特徴でした。
 

 野生動物における毒性学的研究という、チャレンジングなテーマのシンポジウム企画でありましたが、様々な分野、所属から、最終的に60名ほどの学生や研究者が参画しており、熱心な議論が行われました。
 


 


 


 

※女性研究者支援室では、ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)「女性研究者による研究会等開催支援」として、全学的なダイバーシティ研究環境の推進とともに、研究リーダーや大学マネジメントを担う女性研究者の増加を目指しており、学内で開催される研究会等の取組に対する支援を行っております。